Shibuya.lispは渋谷周辺半径2万キロのLispコミュニティです
Hosted on GitHub Pages — Theme by orderedlist
運営のNiyarinです。 2/6に8年ぶりにShibuya lisp Tecktalkが開催されました。 コロナ禍での開催ですので、ZoomとYoutubeの配信という形をとりました。 それぞれ、zoomが60人以上で、Youtubeは40人近くになりました。(一部重複しているかも知れませんが)
今回は、3人の方を、プロダクトで有名な人、Lispを利用している企業、最初のころのShibuya lispコミュニティの話ができるひとに講演を依頼しました。 それから、LTは募集して4人の方が発表することになりました。 時間に余裕があったので、LTとは5分で打ち切りではないLisp Talkということになりました。
東京ではない人達も登壇してくださったので、オンラインも利点はあるなと思いました。 あと、Scheme、Clojure、 Common lispで偏りなく話題がでており、バランスもとれていました。
ハワイから参加いただきました。向こうが前日の夕方〜夜らしく、現実的な時差で本当に良かったです。夕食時なのにありがとうございました。
内容ですが、Schemeの最近の規格についてでした。 最近のSchemeはコミュニティベースで、 「俺ライブラリをどんどんSRFIにしよう」だそうです。
個人的には、SRFIへの投稿は心理的ハードルが高そうでしたが、それが下がりそうな内容でとても良かったです。
Clojurianがたくさんいる会社、XcooがどうClojureを活用しているかについてでした。
説明のためのバイオインフォマティクスの前提知識や、ゲノム解析の情報はリスト等で表現できるのでClojureで簡単に処理しているそうです。 パフォーマンスの疑問はTwitterとかで呟かれているのを見ましたが、やはり適宜JVMの知識やJavaを書くことになるようです。。
質疑応答では、バイオインフォマティクス詳しい人が出てきたり、ClojureなかったらXcooはどうなっていたかとか面白い質問がありました。
ちなみに、私の勤め先だったりするのですが、入社ちょっと前に見たかったような内容でした。
最初のほうのShibuya.lispのTTの振り返りと新しく活気づけるなにかについてでした。 歴史を見る感じ、昔はSchemeの発表もそれなりにあったんだなあという印象でした。 俺Lispの人(処理系作ったりする勢)とアプリな人(産業利用勢)との棲み分けが必要では?という鋭い話も出てきて今後の改善につながるような話も出てきました。
私の発表です。 Scheme用nREPLを開発していて、エラーの表示などを実装したという話をしました。
WebフレームワークのようなWebUIを記述するためのGauche用ライブラリについてでした。 S式をHTMLで書いたり、キャンバスやオーディオAPIを持っているらしいです。 コードを見ていないけれど、ラッパとか作り込むのかなり労力が必要そうです。 LTなのににデモをスライドに組み込んでいるあたり、よく作り込まれた発表でした。
CLでWebアプリを(実務で)書くためのライブラリ、ツールの紹介についてでした。 Fukamahciプロダクト満載でした。 ApispecというOpenAPIのバリデーションするFukamachiプロダクトも使っているそうです。
Lisp満載なpc環境の話でした。 すべての環境をLispにすればLispに誘拐されていることになるのでは?というわけですね。
GNU Guix、Emacs、Nyxtが話題にあがりました。 Nyxtは初耳で、Common lispでカスタマイズでき、キーバイドを使って操作できるブラウザだそうです。
tags: